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桜咲く!12歳の春

次なるハードルへ向けて

中学受験の最大のメリットといわれるのは、中高一貫(あるいは大学まで)制度のために高校受験にエネルギーを使わなくてすむという点です。早いうちから大学進学に照準を定め、中高6年間で学力を身につけられるのは大きな魅力です。

しかし、高校受験がない代わりに、学内の成績競争は、公立中学校にない厳しさがあります。成績が極端に悪い場合は、付属の高校や大学に進学できないシステムをとっている学校もあります。決して、「合格したからあとはのんびり」というわけにはいかないのです。

また、一部の学校では、高校入学時に外部生を募集しています。中高一貫校への高校編入はハードルがかなり高く、そのため、外部生は内部生と比べて学力が高いといわれます。外部生が入学してくることで、内部生にいい意味で刺激を与え、活性化させるのが狙いです。このことは逆に、中高一貫では、中だるみや“燃え尽き症候群”が無視できない問題になっていることを意味しています。

中学受験の成功は、階段をひとつのぼっただけに過ぎません。受験で得た知識や思考力、経験は、人生のさまざまな場面で有効に使えます。大切なことは、その使い方と、自分の道を自分で切り開く力を身につけることです。

中高6年間は、精神的にも身体的にももっとも成長する時期です。次なるハードルに向けて家庭のさらなる温かいサポートが欠かせません。この時期、家族でそんなことも話し合ってみたら、いかがでしょうか。